『トモシビ』
- pleiade5
- 2024年5月5日
- 読了時間: 1分
ー君がその声で私の名前を呼んでくれた時
きっと私の星はより一層輝きを増しただろうー
麻痺した心は、痛みを愛していた。痛みこそが幸せだった。
あの夜、私の覚悟を燃やして、香ったのは誰の夢だったのだろう。
信じることよりも、信じられなくなることの方が怖いと、信じている。
今にも破裂しそうな想像の世界で精一杯、息をしている。
みんな私を”救いようのない夢想家”と笑っていた。
孤独が反射してキラキラと輝く瞳、
空を見失った頼りない背中、
真っ赤な絶望が透ける肌、
壮大なドラマを語る霧を含む声、
完璧な姿になった。
感謝すべきか、憎むべきか
それはそれは美しい勝利の女神に微笑まれたヒロイン、
余るほどの救済を全て自分のものにしようとして
また堕ちていくのかもしれない。
それでも考え続け、見失い続ける。
終わることのないループに自分を燃やすということだけが
不透明なこの世界で唯一わかっていることだから。
“いつになったら、その星が見えるのかな?“
昨日を睨み続けながら、
明日を求めて歩き続ける夜に、
彼女は歌を歌うだろう。
ーーたとえあの夏に帰れなくても…

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